Science for Capital ― Brain Machine Interface が描くAI社会の先





このセッションで語られたこと
脳と機械をつなぐ技術の現在地と、実用化に必要なデータや権利の扱いが論じられた。脳信号の計測を身体への侵襲度で分類し、文章や画像、手書き文字を再構成する例が紹介された。精度向上には長時間かつ複数人の脳データが必要になる一方、学習用の基盤がまだないことや、個人情報としての扱いが課題に挙げられた。脳をAIへ直接つなぐ未来と、AIが人間の未知の価値観を学ぶ未来が対比され、人間の可能性を引き出す役割が語られた。
セッションの概要
BMI(Brain Machine Interface)はどこまできているのか。シンプルに知りたいこの問いに対して、BMIの国際コンソーシアムにも参画し、自ら日本に新たな脳科学産業コンソーシアムを立ち上げる最前線の現場から、BMIの現在地と未来を伺います。
登壇者

田島 聡一Soichi Tajima
コメント株式会社ジェネシア・ベンチャーズ 代表取締役/General Partner
大阪大学工学部卒業後、三井住友銀行で約8年間、個人向けローン、企業融資、シンジケーション、債権流動化などのデットファイナンス業務に従事。サイバーエージェントを経て、同社系列のベンチャーキャピタルで国内外の投資活動や投資戦略の策定を担い、2010年から代表取締役を務めた。2016年にジェネシア・ベンチャーズを創業。2023年7月から日本ベンチャーキャピタル協会会長も務めている。

阿久津完Kan Akutsu
株式会社アラヤ 研究開発部 部長/MultiSense Foundationチームリーダー
2012年に東京大学大学院で情報理工学の修士号を取得。株式会社ディー・エヌ・エーでソーシャルゲームの企画・開発、株式会社ZEALSで人事およびプロダクトの企画・開発を担当した。2023年6月に株式会社アラヤへ入社し、ブレイン・マシン・インターフェースの開発基盤づくりに従事。内閣府ムーンショット目標1の金井プロジェクトでは共通基盤技術の課題推進者を務め、脳波や筋電など複数の生体信号を統合するBMI開発を推進している。

隅屋 輝佳Teruyoshi Sumiya
モデレーター一般社団法人Pnika デザインリサーチャー
東京都東村山出身。青年海外協力隊、NPO法人でのオープンイノベーション推進業務などに従事。慶應大学SDMにて、マルチステークホルダーによるルールメイキングについて研究し修士号取得。その後、自身の団体や世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターにて、ひらかれた自律分散的なガバナンスのあり方として、アジャイルガバナンスを推進する。人類学者エスコバルの多元世界の概念と巡りあってから、ケアやマルチスピーシーズをキーワードに、自然との新たな関わり方、多元的なガバナンスのあり方を模索する。
収録映像で見る
このセッションの収録映像(字幕・要約つき)は、アーカイブ配信でご覧いただけます。全33本一括・視聴期限なし。