大学は、スタートアップ人材の拠点になり得るのか





このセッションで語られたこと
大学が起業家精神を育むには、学生の動機と研究者の役割をどう捉えるべきかが論じられた。学外組織BLUEと寄付講座を通じた教育や、学生時代の起業を強いず、大手企業での経験も生かす方針が紹介された。他者の評価に合わせる学生が自分の欲望を見つけるため、子ども時代の原体験に立ち返る授業の考え方も語られた。資金調達や事業化を別の担い手に任せ、研究者が深い研究に専念できる役割分担の必要性が示された。
セッションの概要
青学に突如生まれた組織「BLUE」。名だたる外資戦略コンサルの経営層として活躍してきた登壇者と共に、企業が求める産業創造を見据えた新たな大学戦略について、公開型の企画会議として特別セッションを行います。
登壇者

松永エリック・匡史Eric Masanobu Matsunaga
青山学院大学 地球社会共生学部 教授 / 学部長
国際経営学・デジタルトランスフォーメーション・人材組織マネジメントを専門とする。アクセンチュア、野村総合研究所、デロイト、PwC でコンサルティングに25年以上携わったのち、2019年に青山学院大学へ着任。2025年4月から地球社会共生学部の学部長を務める。ゼミでは学生が社会課題の解決に向けた事業構想を立てる指導を行い、企業との連携で新規事業計画の策定を支援している。日本学術振興会の次世代研究者チャレンジプログラムに採択された AGU Future Eagle Project では、博士課程学生に向けたアントレプレナーシップの講義を担当。アバナード株式会社デジタル最高顧問、事業構想大学院大学客員教授を兼ねる。

西村勇哉Yuya Nishimura
株式会社esse-sense 代表取締役
1981年大阪府池田市生まれ。大阪大学大学院で人間科学の修士号を取得後、人材開発ベンチャー企業、公益財団法人日本生産性本部を経て、2011年にNPO法人ミラツクを設立した。領域や職種を越えたイノベーション基盤の構築、企業の事業創出、研究開発プロジェクト、未来構想や未来潮流の探索を支援。2021年に株式会社エッセンスを設立し、研究知と社会をつなぐesse-senseを運営している。

谷本 有香Yuka Tanimoto
モデレーターForbes JAPAN(株式会社リンクタイズ) 執行役員 Web編集長
証券会社を経てBloomberg TVで金融経済アンカーを務め、2004年に米国でMBAを取得。日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターを経て、2020年6月よりForbes JAPAN 執行役員 Web編集長。トニー・ブレア元英首相、アップル共同創業者スティーブ・ウォズニアック、スターバックス創業者ハワード・シュルツなど、世界のVIP3,000名超を取材してきた。経済シンポジウムのモデレーター、政府系スタートアップコンテストの審査員も務める。著書に『「聴く」の教科書』『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛」』ほか。
収録映像で見る
このセッションの収録映像(字幕・要約つき)は、アーカイブ配信でご覧いただけます。全33本一括・視聴期限なし。