Science for Capital ― 脳科学とAIの交差点(with Zero Institute)





このセッションで語られたこと
脳科学とAIの接続を進める技術と、それを支える研究環境が論じられた。財団・研究所・投資の機能を組み合わせるZERO INSTITUTEの支援モデルに続き、脳活動の計測では解像度とデータの集めやすさが両立しにくいことが説明された。脳から発話の意図を読み取り、合成音声で会話するALS患者の事例も紹介された。好奇心に基づく研究と社会実装の要求との間にある葛藤や、研究で失敗を許容する環境の必要性が語られた。
セッションの概要
東北大学の中に新たに設置されたZERO INSTITUTEは、海外で活躍する日本人研究者が国内でも活躍するためなど、優秀な若手研究者のグローバルな拠点として機能するための新たな施策です。今回は、東北大学ZERO INSTITUTEがサポートする研究者2名に、若手トップクラスの研究の最前線を「脳科学とAIの交差点」をテーマに語っていただきます。
登壇者

谷本 有香Yuka Tanimoto
モデレーターForbes JAPAN(株式会社リンクタイズ) 執行役員 Web編集長
証券会社を経てBloomberg TVで金融経済アンカーを務め、2004年に米国でMBAを取得。日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターを経て、2020年6月よりForbes JAPAN 執行役員 Web編集長。トニー・ブレア元英首相、アップル共同創業者スティーブ・ウォズニアック、スターバックス創業者ハワード・シュルツなど、世界のVIP3,000名超を取材してきた。経済シンポジウムのモデレーター、政府系スタートアップコンテストの審査員も務める。著書に『「聴く」の教科書』『世界のトップリーダーに学ぶ一流の「偏愛」』ほか。

川北 源二Genji Kawakita
ZERO INSTITUTE リサーチャー / 東北大学 客員准教授
1997年京都府生まれ。2021年に米国スワースモア大学で数学の学士号を取得し、東京大学 大泉研究室で学術専門職員として計算論的神経科学の研究に従事した。2022年より英国インペリアル・カレッジ・ロンドンに在籍し、意識や脳活動の制御を理論の側から研究している。主観的経験(クオリア)を数理的に扱う道筋を探っており、理論だけでなく実験的手法を組み合わせた研究と、その先にある効果的なリハビリテーションの実現を目標に掲げている。

宮田 寛生Hiroo Miyata
ZERO INSTITUTE リサーチャー
1999年生まれ。東京大学在学中より神経科学の研究に従事し、CTO としてスタートアップを共同創業した。ソフトバンクグループのディープテック特化型インキュベーター DEEPCORE ではディープテック領域のスタートアップ投資を担当し、シーズ技術の評価と事業化に携わってきた。研究とベンチャー投資の両側を知る立場から、脳科学の知見を産業へつなぐ道筋を扱う。
亀岡 恭昂Yasutaka Kameoka
国立大学法人東北大学 ZERO INSTITUTE / HERO Impact Capital ディレクター / Vice President
収録映像で見る
このセッションの収録映像(字幕・要約つき)は、アーカイブ配信でご覧いただけます。全33本一括・視聴期限なし。