越境の成果





このセッションで語られたこと
海外の大学との連携を事業成果につなげるには、研究と開発の役割や契約をどう組み合わせるかが論じられた。知財化から起業、政府資金の獲得まで支える大学の仕組みが紹介された。データ提出義務のない寄付から、データが企業に帰属する高額な契約まで、形態ごとに費用や間接経費が異なることも説明された。開発段階で大学発企業を介在させる米国の運用とともに、論文発表と守秘義務の衝突や、大学・企業・行政の評価指標の違いが語られた。
セッションの概要
越境の成果。出会いもある、関係も築ける。それでも、多くの共創はPoCで止まり、組織の変革や新事業創出まで届かない。研究者・企業・投資家・制度――異なる時間軸と評価軸をどう接続するか。越境が成果になるために。本セッションは3つの越境をテーマに取り組む、海外で活躍する日本人研究者と日本の産業をつなぐためのシリーズとして実施します。
登壇者

三浦英雄Hideo Miura
モデレーター一般社団法人越境リーダーシップ 代表理事
一般社団法人越境リーダーシップの代表理事。企業などの組織に属する個人が、自らの問題意識や思いを起点として組織、事業領域、国などの境界を越え、異分野との共創によって社会課題の解決を目指すリーダーシップを研究・支援している。産学連携による実践研究、行動調査、企業内新規事業プログラム、実践者コミュニティの運営や人材育成の仕組みづくりに取り組む。

水口 直人Naoto Mizuguchi
株式会社サイバーディフェンス研究所 代表取締役社長
NECに23年以上在籍し、日本、ブラジル、米国で事業開発や経営に携わった。NECブラジルでは暫定CEO・CFO、サイバーセキュリティ部門COOなどを歴任。米国NEC Xでは戦略・事業開発担当ディレクターおよびCFOを務め、スタートアップ創出やCVC連携を推進した。2026年、株式会社サイバーディフェンス研究所の代表取締役に就任。

西 恵一郎Keiichiro Nishi
富士通株式会社 執行役員常務 CSO
2000年に三菱商事へ入社し、機械グループに所属。その後、グロービスへ移り、中国法人の取締役執行役員、法人事業責任者などを務める。2023年に富士通へ入社し、CEO室Co-head、CEO室長を歴任。2026年4月に執行役員常務CSOへ就任し、同社のCEOオフィスおよび戦略的成長・投資領域を担当している。

西田 有毅Yuki Nishida
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(The University of Texas MD Anderson Cancer Center) Assistant Professor(白血病科・研究部門)
2007年に九州大学医学部で医学博士号(MD)を取得し、腫瘍内科・血液内科の臨床研修を経て、2017年に佐賀大学大学院医学系研究科で博士号(Ph.D. in Medical Science)を取得。同年からテキサス大学MDアンダーソンがんセンター白血病科で博士研究員、2022年からInstructorを務め、現在はAssistant Professor。急性骨髄性白血病を中心とする血液腫瘍を対象に、白血病幹細胞、TP53・MYCに関連する治療抵抗性や分子標的治療を研究している。
収録映像で見る
このセッションの収録映像(字幕・要約つき)は、アーカイブ配信でご覧いただけます。全33本一括・視聴期限なし。